教育研究集会(教研集会)

市教組が中心になって、「子どもたちにとって“より良い教育とはなにか”」を研究し合う教育研究集会を年1回開催しています。市教組発足以来の活動で、教職員だけでなく保護者・市民や学童保育の指導員などの団体と共催という形で実施しています。

教科の指導法や子どもの成長の問題を研究するのはもちろん、教育行政の問題点やあり方などについても話し合うなど、子どもの健やかな成長をはかるために、共同で交流・研究し合う貴重な場となっています。教員をめざす学生の参加もあるなど、誰でも自由に参加できるオープンな集会です。

民間教育研究団体

市内には、自主的に教育について研究している民間のサークルがあります。市教組はこれらの団体と協力関係にあり、教師としての力量を高めるため、積極的にサークルの活動に参加することを推奨しています。  

そのいくつかの団体を紹介します。

埼玉県生活指導研究会(埼生研)

子どもの自発性を大事にしながら、クラス作りをどう進めていくかを勉強しているサークルです。

クラスにいませんか?

  • 発達の障害を抱える子
  • 体の遅れなどで配慮をしなければならない子
  • 暴力的で周りに危害を加えてしまう子

様々な課題を抱えた子たちと周りの子たちをどうつないでいくのか、参加メンバーと共に学んでいます。また、

  • クラス集団をどう高めていくか
  • 班替え、班つくりはどうやって行なえばいいのか
  • リーダー指導はどうするか

などのことも併せて学んでいます。

教師をする上での苦しさも参加メンバーと共に共有しながら、教師経験30年のベテランから若い先生まで参加して、楽しく学習・討論しています。

なお、さいたま市には、現在 旧大宮(現大宮区)、旧与野(現中央区)、旧岩槻(現岩槻区)にサークルがあります。

埼玉県生活指導研究協議会ホームページ https://nabesen7.hatenablog.com/

全国生活指導研究協議会ホームページ https://ameblo.jp/zenseiken/

歴史教育者協議会(歴教協)

過去の軍国主義時代に歴史教育が誤った形で使われたことへの反省の上に始まったサークルです。月一回の例会(シーノ大宮で実施)では、授業の実践交流や歴史の学習などをしています。時には地域に出かけてのフィールドワーク(2019年度は行田忍城や足袋工場の見学を実施)もあり、地域の歴史の掘り起こしなども行っています。小学校から高校まで幅広い人が参加しています。

連絡先 関原正裕まで(080-1080-0179)

歴史教育者協議会ホームページ  https://www.rekkyo.org/old_web_site/

日本作文の会・埼玉作文の会

「日本作文の会」は、子どもたちが「したこと・見たこと・聞いたこと」など、心を動かしたことを文章に綴り読みあって価値あることや美しさ正しさなどを学べるよう、全国的に実践を交流し研究しあっています。作文の書き方(作文スキル)だけに傾倒した教科書の作文指導に対し、事実に基づいて、真実を見極め、ものの見方・考え方・感じ方・行動の仕方を育てる生活綴方教育の復興と発展を願い、戦前から、あるいは戦後新たに実践を始めた教師たちが広範囲に集まって「日本作文の会」はつくられました。

会員は、全国に約500名。小学校・中学校の教師が中心です。各地域のサークルでは、月に一回程度の例会で授業実践を出し合い、学習をしています。(埼玉県には「埼玉作文の会」があります。)全国の会員の実践・研究を元に、季刊雑誌『作文と教育』を発行しています。その内11月号は『年刊日本子ども文詩集』として編集されます。全国から寄せられた、作文、詩が学年別に掲載されています。

夏には、作文教育研究大会を開催しています。全体会での講演会や実践報告の他に、20から30程度の分科会に分かれて、レポートの討議を行います。他に入門講座や各地域の特色を生かした催しもあります。

埼玉作文の会ホームページ https://sakubunsaitama.jimdofree.com

メールアドレス sakubunsaitama@yahoo.co.jp