民主教育を推進する

教職員組合の大切な活動として、教育研究、実践の活動が挙げられます。そのために、毎年さいたま市教育研究集会(支部教研)開催し、市内の教職員だけでなく、民主団体、市民にも呼び掛けて学習しています。また、教科書採択や、各種アンケートの問題点の提起、学力テストや英語に関わるテストの問題点も明らかにしながら、改善を要求しています。さらに、今年度から始まったGIGAスクール構想について、トップダウンも含めて、現場に無理な施策・課題が課せられないように要求しています。

 生活と権利を守る

賃金の大幅引き上げおよび諸手当の改善を求めています。政令指定都市になり「事務権限移譲」が行われることで後退した権利について交渉をすすめています。「一年単位の変形労働時間制」の導入を許さないとりくみを行っています。さらに、労基法・労安法(労働安全衛生法)遵守、人事、雇用について、民主的な人事異動を実現するために、市教委への要求書提出、交渉・折衝を行っています。また、一向になくならないパワハラ問題について直接、市教委と連絡を取り、対応しています。

3 教育条件を整備する

30人学級実現に取り組んでいます。さらに、教育予算・学校予算増額要求を行っています。慢性的な人手不足、病休・産休代替者について改善を要求しています。働き方改革の観点で、労働安全衛生の拡充を要求しています。

 仲間をふやす

職場の悩み相談が気軽にできる仲間として、組合の力は大きいものがあります。そのために、一人でも多くの仲間を増やす活動を開いています。日頃からの声掛けや学習会への誘い、情宣(さいたま市教組新聞)による活動の見える化を行いました。その中で、病休・産休の代替未配置や管理職によるパワハラ、長時間勤務の常態化など困っている人たちとの繋がりを大切にしています。

5 平和と民主主義を守る

私たちは、平和と民主主義を守るために国の根幹となる憲法の改悪に反対します。教科となった道徳による愛国心教育に反対し、価値観の押しつけに反対する世論を強めるための行動に参加します。また、核兵器禁止条約を直ちに批准し、核なき世界を実現するために積極的に取り組みます。「平和のための埼玉の戦争展」「岩槻戦争展」「原爆と人間展」の成功のために取り組みます。教育9条の会の活動を再開し、通信を発行して啓蒙活動に努めます。